初診のタイミングがその後を左右する
事故後は痛みが遅れて出ることがあり、当日軽症でも翌日以降に悪化する例は少なくありません。初診が遅れると、事故との関連性説明が難しくなるため、症状が軽くても早期受診を推奨します。
初診時には、ぶつかった方向、衝撃の強さ、症状の出る動作、仕事や生活で困る場面を具体的に伝えると、診療記録の質が高まり、後の補償実務にも有利です。
通院頻度は『継続可能な計画』が重要
通院が極端に少ないと、症状の持続性を説明しにくくなる場合があります。一方で過剰通院は生活継続性を損ない、後半で失速しやすくなります。症状段階と生活実態に合わせ、無理なく継続できる計画を主治医と共有することが重要です。
就労中の方は、勤務日程と通院日程を早めに擦り合わせ、通院ゼロ週を連続させない工夫が有効です。やむを得ない欠診があれば理由を記録し、次回受診時に医療側へ共有します。
記録管理と中断リスク
症状メモは簡潔で構いません。『日付・症状・困った動作・改善/悪化要因』の4点を揃えるだけで、後の説明力が大きく変わります。紙手帳でもスマホメモでも良いので、形式を固定して継続することが重要です。
自己判断で通院を終了すると、後で症状が再燃しても説明が難しい場合があります。終了判断は医師と相談し、必要なら段階的に頻度を落とす形で進める方が安全です。
具体例・計算例
例: 4か月通院予定で最初の2か月に高頻度通院、後半に完全中断したケースは、継続性の説明が難しくなる場合があります。
計画的な頻度維持と中断理由の記録は、補償面でも回復面でも有効です。
事故後にやるべきこと — 7つの鉄則
よくある質問(FAQ)
Q. 痛みが軽くなったら通院をやめてもいいですか?
A. 自己判断ではなく、医師と相談して段階的に調整するのが安全です。
Q. 仕事が忙しく通院できません。どうすれば?
A. 早朝・夜間・休日枠を活用し、欠診理由を記録して次回診察時に共有する運用が有効です。
Q. 通院記録はどこまで残せばよいですか?
A. 受診日、症状、生活影響、支払費用の最低4点を継続記録すると実務上有用です。